2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ドラゴン桜

ドラゴン桜の中で、主人公の高校生二人が帰国者枠の入試がエコヒイキだという場面がある。 要するにアファーマティブアクション批判なのだが、このマンガが絶大な人気を博したことを考えると、日本でマイノリティの声を存在させることがいかに難しいかを痛感…

加藤周一自選集

加藤周一によると、日本の差別は西欧世界のような人種や宗教、民族に基づくものではなく「水田耕作共同体」の異者=アウトサイダーに対するものだという。 なるほど、その通りだと思う。日本人は白人であっても差別の対象にする。一つの物語に内属しない者は…

今月の憂国呆談

経済政策について踏み込んだ言及はなし。穏当な時事批評というべきか。むしろ田中氏のほうが面白いことをいっている。 アベノミクスについては、あまりにも軽いことが気にかかる。誰かレーガノミクスと比較してくれないだろうか?名目的に景気を浮揚させたと…

公正世界信念

國分功一郎氏のリツイートによると、公正世界信念という、「この世の中は合理的に過不足なくできていて、努力すれば報いがあるし、矛盾は是正される。」という信念の強い人ほど、マイノリティ問題にアレルギーを示すという。 つまり、アファーマティブアクシ…

人間が好き?

人間が好きだという人々がいる。人間が好き?人間ってなんだ? ホモ・サピエンスのことだというならば、全人類を愛する人類愛者だと述べればよい。しかし、そうではない。彼らは非常に排他的である。およそ全人類を愛するなどということはありえない。彼らに…

雑記

マイノリティを包含した法律はない。だからこそ、マイノリティの権利獲得、差別批判の運動はなされなければならない。 法科大学院については廃止統合するだけではなく、全学生に弁護士免許を与えるか、少なくともそれに達する程度の教育サービスを与えるかの…