2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

猪瀬知事の発言 再び

まだネットレベルではニュースになってないが、テレビで見たところによると、オリンピック誘致のアピールに「予算が銀行にキャッシュである!」といっていた。この人には知事をやる資格がない。海外に向けて一番いってほしくない発言だ。仮にも首都のガバナ…

グローバルスタンダード

http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002798.php 従軍慰安婦問題についてきちんとした議論をしている。そう。誰も味方はいないし、発言したいのならば、そのことを踏まえた上で発言しなければ全く意味がない。 外交が建前であることなど常識で…

ホンネの共同体を越えて

という浅田氏と柄谷氏の対談があったが、東氏の最近の主張を読んでいるとこれを思いだす。東氏はタテマエを言わなければならないところで、タテマエの偽善性を批判する。しかし、繰り返しになるが政治が偽善のゲームであり、人間の性的な実態から乖離してい…

中野 民事訴訟法 大学双書

とにかく使いにくいし読みにくい。レイアウトがまったくなされておらず情報が線条的に羅列されているだけだし、フォントと文字間隔がコロコロ変わって何が重要で何が重要でないかの区別がまるでわからないし、筆者が多数なので主張にも一貫性がない。信じが…

司法試験

日本で弁護士になろうとする場合、民主的な社会のエリートになろうとするのではなく、専制社会の支配階級に参加する意識を持たなければならない。そのためには社会制度と歴史の歪みと屈折に耐える粘り、封建制度への妥協とそこからの抑圧に耐える柔軟性と体…

森と湖のまつり

傑作だ(まだ最初のほうしか読んでないけど)。娯楽性があって理論的なシェーマも示してくれる。やはり純文学は凄い。冒頭の大村と川宮の議論はそのまま露骨なまでの新自由主義=資本主義批判になる。新しいことなんて何も起こってないんだよなぁ。 インパク…

新しい保守合同

を狙っているのだろう。管直人の能天気さには失望した。放っておけば自分たちへの支持が回復すると思っている。まるで緊張感がない。 新保守と新自由主義の連合がマジョリティになる。今は彼らの勢力内での権力争いだ。だから、彼らは同じ理論の中で争ってい…

雑記

もう追わないけど、朝日新聞がオフレコとオンレコを繋げて記事にしていることをつついている。それはそれで重要な指摘ではあるけど、そこは重心ではない。論点ズラしてるでしょ?たとえオフレコだろうとネガティブ・ブランディングをされるような発言につい…

雑記

法には常に自己矛盾=両義性がある。ものを教えるならばまずはそのことに言及しなければならない。これは性教育のようなものである。避けて通ってはならない。

つづき

東氏のいっていることは要するに古典的な俗流マルクス主義で、下部構造が上部構造を決定するという史的唯物論のアナロジーで、人間も下半身(性的欲望の消費)が安定しないと上半身(社会的な振る舞い)も安定しないという程度のことではないか。それは幼稚…

東浩紀と橋下徹

東浩紀氏の主張は問題にならない。買春の一般的な合法化を提案することと、日本軍の戦時買春を正当化すること、在日米軍の日本基地周辺での買春を煽ること、この三つは勿論別個の問題である。しかし、孤立的には凡庸な言説を特定の文脈に置くことで政治的な…

ならず者の政治

大阪市長の言葉には、本来社会的な存在たる大人が持つべき節度や礼儀が欠けている。幼児性、不意打ち、無教養、無節操。彼の言葉は聞く側が一方的に耳を貸してやらなければ存在しない。聞く側(プレイヤー)が一方的に話者(デザイナー)に合わせなければならな…

今月の憂国呆談

アベノミクスに言及。やっとこさ経済政策に対しての浅田氏の分析が読める。フムフム、なるほど。 やはり経済政策については多くの評者のそれなりの量の論文を読んだほうがよさそうだ。しかし、批判的スタンスは確認。 ここ数カ月は田中氏がリードをとってい…

アメリカンドリーム

民主主義ではなくアメリカンドリームを追いかけているのだろう。 だから、戦争責任の反省も、資本主義への批判もない。 勿論、マイノリティの自由についての意識もない。保守派ではなく、彼らはアメリカンドリームの肯定者なのだ。だから反省や知性がない。…

シャガールのユダヤ劇場

http://realkyoto.jp/blog/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E5%8A%87%E5%A0%B4/ 要するに若き日のみずみずしい作品の紹介なのだが、文句のつけようがなくかっこいい。浅田氏の紹介する作品はどれも面白…