2014-01-01から1年間の記事一覧

無用な選挙...

2カ月に一度の日記。 [-1] https://www.youtube.com/watch?v=OmjJWUM8VcA http://d.hatena.ne.jp/nomad68k/20121201/1354354322[0] よしひろまさみちさんのコラムが終了していた。もともとよしひろさんのコラムが無償で読めることが幸運だったのだからやむ…

華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある。

二月に一度のダイアリー更新(一月しか経ってないけど(笑)。「0」 先日、横浜美術館で行われている横浜トリエンナーレ2014へ行ってきた。展覧会はアーティスティック・ディレクターに森村泰昌氏を迎え、同氏の全面的な監修の下に行われる。ホームページ(http://www.yokohamatr…

〆の前に一個だけ。アベノミクスのバラマキの効果が早くもというか当たり前のように切れ始めた気がする。既に個人消費レベルで商品の実質価値の切り下げが目立っていたが、ここにきて端的に価格そのものも上がり始めている。正確な経済分析が読みたいが、勿…

雑記

ホロッコ−ほり太氏名言集 https://www.youtube.com/watch?v=z_Fd5ZkD0-I 「いやいや、しずかちゃんよりだいぶかわいい。」「映画ふり大問題」「損したな、にはなってない?」 「損したな、にはなってないですね」 「あぁん、ほんと」 「みんなが知ってる国民…

雑記

http://www.2chopo.com/article/837/https://twitter.com/makimuuuuuu LGBTコミュニティによる脱コミュニティ者批判を諫める理性的な記事。「抜けた」仲間を叩くというのはどこにでもあることで、しかもマイナーコミュニティほどその温度が上がる。本質的に…

日本の司法はアメリカ的な近代性を獲得できるか?

民法や行政法、に限らず、法律の勉強をしているとうんざりしてくる。アメリカのテレビドラマ、映画、ドキュメンタリーのようにクリアーでロジカルな法廷を作ることは日本では無理なのではないか。論理ではなく土俗的な虚栄心が先行し、法学生にも批判精神が…

サイト・サカモトからのメール

ミュージシャンの坂本龍一氏が7月にがんの闘病治療をするために芸術活動の休止をアナウンスした。彼のサイトから闘病治療中の坂本氏から現在の状況についてのメールが届く。一昔前のファンクラブの会報のようでアットホームで落ち着いた雰囲気が嬉しい。ネッ…

帝国の構造

柄谷行人の『帝国の構造』を読む。 今回の本がブレイクしたように見えるのは中華帝国を中心とした冊封体制の分析の中で日本の政治権力の正統性の問題(「天」のような超越的な概念を欠いていること)に切り込んでおり、それが政治的展望を開くように見えるか…

フクシマ原発についての情報開示

福島の原発事故について一番問題なのは事故後の経過情報が部分的にしか公開されないことだ。そもそも極端に行政寄りで、まともな改正がされてこなかった一群の行政法のせいで行政がまともな情報開示をしなくてもよいことそのものに問題がある(と同時に改正…

雑記

すが秀実は歴史修正主義はマイノリティ・ムーブメントに対する正統な意味での保守反動であり、マイノリティ解放の目標を掲げる限りこれを避けることはできないという。マイノリティ解放の反作用として生じるこれらの歴史修正主義への不断の対決と批判なしには自由と真実の獲得はない…

フィクションの真実はどこにある?

すが秀実氏の評論のタイトルである。 1968年に起こった学生反乱である全共闘運動をめぐる歴史修正主義に対する批判。東浩紀氏、あるいは名前は出ていないが大塚英志氏の論文への言及から始まるが、これは露払いで、本丸は小熊英二氏の『1968』への批判である…

レズビアン&ゲイ映画祭後半

先週見た『HAWAII』が良かったので19日(土)に『アゲインスト8』と『アニーと秘密の部屋』を見る。 映画祭に絡んでLGBT文化人の公開座談会がYoutubeにアップロードされているが、これが面白い。特に田亀氏が3本のゲイ映画を明確なパースペクティブの下にまとめてくれるので…

雑記

安倍首相が新規採用する国家公務員の3割を女性にするといっているようだ。理念を語ることなく自己の政治的立場とは異なる政策をとるのは奇妙なことだ。冷戦崩壊以降、リベラル側が保守的な政策をとらざるをえない反面、保守側も再分配的な政策をとらないと政…

レズビアン&ゲイ映画祭

マルコ・ベルヘール『hawaii』 東京、渋谷で行われている東京国際レズビアン&ゲイ映画祭へ行ってきた。私は性的にはヘテロセクシャルであるし、予備知識ゼロでとにかく映画を楽しむためにでかけた。表題はこの映画祭のオープニングを飾る作品で、監督のマルコ・ベル…

ブラジル対ドイツ

スペイン対オランダ戦に続いて大量得点差のゲームになった。 前評判が高く最もスペクタキュラー(見ていて楽しい)だといわれた両チームが大敗を喫したのは、ハイ・ポゼッションで終始攻撃的なゲームスタイルが守備に根本的な欠陥を抱えている証明だろう。ア…

雑記

http://d.hatena.ne.jp/nomad68k/20130315/1363375949http://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/9c5b1cff2b54803b37a0d143c0163a1b.pdf 岩田 かつて64年に『世界資本主義』を書いたときにイメージしていたのは1930年代だったんです。ドル体制崩壊・世…

雑記

知的言説が緊張を失っているから暴力的な政治がまかり通る。 明らかに右寄りの主張をしながら自らを多様性の擁護者と自認する中年の言論人。彼が自らの言説の矛盾に気づけないのは人間的に未熟だからだ。これは最初から指摘されていた問題だ。そして、他人事…

WCの終わり?

というほどではないのかもしれないが、2戦みた感想としては、予選を突破できないのは実力で劣るからだと思う。コートジボワールにはフィジカル=筋力で劣るために中盤でボールを全く拾えず、引きこもったギリシア守備陣を崩すほどの個人技やアイデアはない。…

歴史の終わり?

ウォールストリート・ジャーナルにフランシス・フクヤマの論文が掲載されている。 http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304826804579617641333732478?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesSecond 1989年に発表された論文の中で彼は資本主義経済と議会…

CLOSE

95年にウィンドウズが発売された当時はただの原っぱだったインターネットが20年の時を経て広告と排外主義と政府見解に埋めつくされた。國分功一郎氏がツイッターで今上映中の相棒でインターネット言論を操作する謀略について扱っていると書いているが、ただ…

雑記 

マイケル・サンデルの提題に対してはしばしば若き日の浅田彰の以下の解答が有効である。 二者択一の問題には決してまともには答えないこと。できれば問題そのものをズラせてしまうこと。そんなことをすればせっかく抽出したパターンが乱れてしまうと思われる…

雑記

日本はアメリカから概念が入ってくるとなんでもかんでも受け入れてあたかもそれが昔から当然であるかのように振る舞う現金な国である。ストーカーという概念が輸入されたのは2000年代以降だろうか?扱いの難しい問題なので、世界が変わったかのように否定的…

雑記

女性が個人主義を身につけなければならないとき、社会そのものが自分を排除するようにできていること、従って、自由で女王として振る舞ってきた高校や大学までの生活を根本的に見直さなければならないことに直面する。この社会においては自己がマイノリティ…

雑記

しかし、見れば見るほど法律というのはつまらない世界に人間の可能性を閉じ込めるものだな。モンテーニュで尽きている。カント的な世界にはならない。統制的理念は実現しないのだから当たり前だ。 ため息つきながら生きていくのが自分の人生だ。 逃げるのに…

福岡伸一氏

の説明が最もわかりやすい。社会的な喧騒からも距離が置ける。http://www.sotokoto.net/jp/essay/?id=102

個人

何もかもが内輪話に引き込まれるこの国で、どれだけ個人であることができるだろう?個人であらねばならない。 共同体はマイノリティのどんな訴えも多数派の情念の沼地に引き込んで割り引かれたものにする。 上から覆い被さり、マイナーさの牙を抜き支配しよ…

雑記

マイナーな世界以上に世界が広がることはない。あるいは、マイナーな世界を描くことこそが文学=聖書の根本的な価値である。自己完結的なものとしてのマイナーな世界を掴むこと。 シルベール・ロトランジェがいうように、流行の一歩手前でマイナーさに止まる…

歴史の終わりと世紀末の世界

フクヤマ「ブッシュ陣営のエコノミストたちは古典的な市場法則が決める比較優位に従っている限り、アメリカがコンピューターチップを作ろうがポテトチップを作ろうが 同じことだと言い続けていました(笑)同じ富が得られるならコンピューターチップを作ろう…

批評

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013092900001.htmlhttp://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/e4e46a87f743d0f8d5f8d1a69aa9eea9.pdfさすがに鋭い。いうべきときにいうべきことをバシッというのが批評家だよなぁ。 http://d.hatena.ne.jp/no…