2014-05-01 ■ 日記 マイケル・サンデルの提題に対してはしばしば若き日の浅田彰の以下の解答が有効である。 二者択一の問題には決してまともには答えないこと。できれば問題そのものをズラせてしまうこと。そんなことをすればせっかく抽出したパターンが乱れてしまうと思われるかもしれない。心配は無用だ。ひとつのパターンを後生大事に守りぬくことは寺院にこそふさわしい。大学は出来上がったパターンをズタズタに切り裂く場所でもあるのだ。 (『構造と力』序に代えて)