2014-01-01から1年間の記事一覧

雑記

なぜ小保方氏がこれほど関心をもたれるのかがわからない。自らと似ていると感じるのだろうか?何かが崩れている。問題は個人ではなく世論である。http://d.hatena.ne.jp/nomad68k/20121201/1354354322 単にロジックに従っているだけでは人は現状追随主義にし…

電王戦

森下卓九段が敗北した。著名な棋士が負けてショックである。ソフトの性能は既に棋士を上回っている。ロジカルゲームとしてできることは既に閾値に達したのだ。これで、理論上は戦争のシミュレーションも機械が人間に勝ることになった。 ロジカルゲームがコン…

アキハバラ電脳組

90年代に発表された大月俊倫プロデューサーの4部作中で、現在でも最も新鮮に映るのがこの作品である。女子児童がふわふわしているという、ただそれだけの作品であるが、(であるがゆえに)印象が変わらない。 この頃に東浩紀氏がジャック・デリダについての博士論文で…

雑記

経済成長から成熟社会へというベクトルが21世紀の日本の経済政策の軸になることは間違いない。ただ、若い論壇人は成長の終焉が国家のパイの再分配の縮小の言い訳に使われるため、脱成長論への反発があるようだ。それはいい。彼らが成熟社会を叩くのは未だそ…

雑記

いや、そういう意味ですよ(笑http://www.youtube.com/watch?v=PWpIdmsYEpw

リアル〜完全なる首長竜の日〜ゲイの少年の初恋

黒沢清監督の映画。黒沢監督はホラー映画の監督であり、基本的には観客の嫌がることをやって喜ぶ人である。つまり、彼は好きな女子児童のゲタ箱に小動物の死骸を入れて、その子が驚いたり泣いたりするのを見て喜ぶ男子小学生である。 物語は複雑な構造をもっ…

雑記

ときどきニュースで流れる安倍政権の極右政策に辟易する。支持=共感がなくとも「自分を信じて」突き進むのは、彼らが誤解された全共闘だからなのか。 政治手続きがコンサバティブではない。 右寄りの政権や政党であっても政策は新自由主義的であったり、そ…

雑記

柄谷行人が吉本隆明に対してジャルパックでいいから海外に行ってほしい、外に出ることだけで視野が変わるといっていたが、全くそのとおりだ。日本の政治・経済圏の外に出るだけで視野が拡がる。常識が偏見にすぎないというデカルト的な発見を知る。視野の拡…

ペルソナ3

伊織順平が170㎝?高校生だから低めに見ても183はないとあの長剣は振り回せないだろう?見た目からすると長身の大男だよなぁ。 ヘーゲル・デカルトから抜け出す方法としてヒュームが要請された。それはいい。しかし、単純にヒュームを礼賛すると現在の資本主…

雑記

大衆化(被支配者の放埒さへの居直り)は進んでも、多様化(マイノリティの存在の受容)は進まない。

なぜ古典を読むのか?

本屋の人文書コーナーへ行くと、今話題の千葉雅也氏のデヴュー作『動きすぎてはいけない』が並んでいた。多くの注のついた専門書で、一般向けの啓蒙書ではない。興味をもったのでパラパラと読んでみると、これがおもしろい。最後の部分のロビンソン・クルー…

つづき2

浅田彰氏と千葉雅也氏の対談http://digital.asahi.com/articles/TKY201312100317.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201312100317無料登録可能。

つづき

http://www.gentosha.jp/articles/-/1414 國分氏と上野千鶴子氏の対談。 前回書いた雑誌での浅田氏の主張の整理はそれなりに正確だと思う。ただ、この小平市の住民投票問題を見ると浅田氏の盟友田中康夫氏の政治活動と重なって見えるため、國分氏への批判の…

優等生と不良?

批評家の浅田彰氏がSPAでの福田和也氏との対談でドゥルーズ、スピノザ研究者の國分功一郎氏を批判している。雑誌の対談だけ読むと何をいいたいのかわからないが、恐らく、國分氏がヌーヴォー・フィロゾーフ的な反動を無自覚に演じていることへの批判ではない…