雑記

 女性が個人主義を身につけなければならないとき、社会そのものが自分を排除するようにできていること、従って、自由で女王として振る舞ってきた高校や大学までの生活を根本的に見直さなければならないことに直面する。この社会においては自己がマイノリティであるという認識なしでは自由は得られない。自由であるために、自己抑制的でなければならないのだ。この逆説が放埒に振る舞ってきた彼女にはわからない。社会性を得るためにはハンディキャップの意識に目覚めなければならないのだ。

 青春時代と同じように自己抑制的でなくても欲望を満たしている友人は何なのかって?彼/女らこそはマジョリティ=支配者である。