ホリエモン
が大新聞と同時に昭和天皇の戦争責任に言及したようだ。意外とホネがある?
浅田氏のレヴューを読んでいると、経済こそが社会の先端的な知を提供するのだということを思い知らされる。その知が政治に応用されないことがこの国の最大の問題だと思ったから法曹資格なんていうものを得ようとしているが、つき合ってみてわかるのは、日本の法曹界の絶望的なまでの閉鎖性である。日本の法律家の知性は恐竜のように遅く重く、鈍感で、鎖国体質にうんざりさせられる。アメリカのテレビドラマや映画のようなエッジの効いたやりとりが日本の法廷で見られることはよくも悪くもないだろう。氏はthe west wingについて、アメリカン・ドリーム的な筋の運びは万人が受け入れられるものではないだろうというし、それはその通りだろうと思うが、こと日本の法曹サービスについてはグローバル化やアメリカン・ドリームを導入してほしいと感じる。もちろん、そのためには上記の昭和天皇の戦争責任問題に決着をつけることが不可欠だろう。現状でその見込みはないといわざるを得ない。
反面、良い部分もある。リベラルな政策についてある程度の導入と定着が見られることで、この点についてはエリート主義に長所がある。自然発生的な運動は右派ポピュリズムに流れる傾向があり、保守派は多様な価値の導入に消極的だとすると、リベラルは最初から困難な選択なのだろう。